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平成24年2月定例会・一般質問《質問日:平成24年2月28日》 …質問一覧のページに戻る

八ッ場ダム問題について

質問 報道情報によりますと、今年の天候は、日本海側では記録的な豪雨となった一方で、山を隔てた群馬県の利根川流域では少雨が続き、利根川の流量が減少し、このままでは冬場の渇水になる可能性があるとのことでした。
 群馬県の前橋では、昨年12月上旬から翌1月中旬まで降雨のない状態が40日間続いたとのことでございます。一度渇水となれば、日常生活に支障を来すばかりでなく、井戸などの地下水の過剰なくみ上げにより、地盤沈下という新たな公害の発生も危惧されます。
 こうした状況を考えますと、水資源の確保は何より重要であり、最も優先すべき行政課題であると考えます。
 しかるに、本県の渇水に対する備えとしては、県営水道の約3割が暫定水利権です。この暫定水利権は、安定水利権に比べ、渇水時に取水制限が上乗せされるため、本県水道の水源は極めて不安定な状態と言えます。
 この不安定な状態を解消するためにも、八ッ場ダムの早期完成を1都5県と組み、上田埼玉県知事を先頭に八ッ場ダム議連も力の限り運動を展開してきたところでございます。
 忘れてならないのは、利根川水系では、平成に入ってから6度の渇水に見舞われ、そのうち2回は冬場の渇水です。まさに、八ッ場ダム建設を推進したことは正しかったと証明されたわけです。
 昨年12月22日には国土交通大臣が八ッ場ダム建設継続を決定し、いよいよわれわれが待ち望んだダムの完成が見えてまいりました。
 そこで、知事に改めて八ッ場ダム本体の完成に向けた決意を伺います。

八ッ場ダム問題について

答弁上田 清司 知事

 八ッ場ダム建設継続の最終決定は、前田国土交通大臣から、昨年12月22日午後3時40分に直接電話でご連絡をいただきました。
 「いろいろご心配をかけましたが、政務3役で議論をして継続を決め、閣僚懇談会で合意を得てダム建設を続行する。」という電話でございました。
 この連絡を受けて、治水・利水の上で県民の財産、生命を守る事業が継続できることを知事としては、本当に評価をするところでございます。
 さらに、2年4カ月にわたり先が見えず不安で過ごされた地元住民の方が安心して正月を迎えられることを大変当時うれしく思ったところです。
 八ッ場ダムは治水、利水において十分必要な理由を持っております。
 埼玉県では昭和40年代の急激な水道水需要の増大に対応するため、農業用水合理化事業を実施し、水道水源の確保に努めてきました。
 しかし、水道用水に転用できる農業用水の水利権は、大部分が稲作のために取得していたもので、かんがい期の4月から9月までとなっております。
 一方、水道用水は年間を通じて供給することが必要ですので10月から3月までの非かんがい期の水利権を八ッ場ダムで確保する必要がございました。
 八ッ場ダム建設に参加することを前提に取水している暫定水利権は、県営水道全体の水利権量の約3割を占めております。
 この流量は県民約160万人分に相当する水道水を賄うものでございます。
 そういう意味で、八ッ場ダムが完成することで、県営水道の水利権のほぼ100パーセントが安定水利権として確保できます。
 八ッ場ダムの建設継続が決定しましたが、ご承知のとおりダムを完成させることが目的ではございません。
 われわれ埼玉県民にとってみれば、治水・利水の安全性を向上させて、県民生活の安心安全を確保することに万全を期すること、そのことが重要でございます。
 その手段として八ッ場ダムがあるということだと思っております。
 とりわけ大災害を想定せざるを得ない、こういう状況でございますので、できるだけ早く八ッ場ダムの完成を目指し、国が今まで検証に費やした2年4カ月という歳月を取り戻す努力をちゃんとしているかどうか、われわれは監視をしていかなければいけないというふうに思っております。
 今後とも1都5県ならびに八ッ場ダム推進議連の皆様と連携し、1日も早く八ッ場ダムが完成し、緊急時に備えられるような体制づくりにしっかりと対応していきたいと考えております。

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