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平成21年12月定例会・一般質問《質問日:平成21年12月14日》 …質問一覧のページに戻る

リサイクル堆肥の利用推進について

質問 先日、私は、熊谷市の埼玉県農林総合研究センターを訪ね、家畜排せつ物や食品残さのリサイクルシステムである大型堆肥化施設の「ハザカプラント」を視察しました。この堆肥化施設は、平成9年に全国に先駆けて本県が循環型農業のモデル施設として整備したものでございます。この施設で製造されたリサイクル堆肥は、大変良質で、好評を得ているとのことでありました。
 実際のところ、私の関係する幼稚園の体験農園でもハザカプラントのリサイクル堆肥を使ったところ、大変育ちが良く、見事なニンジンを収穫することができました。子どもたちが大喜びであったと同時に、無農薬栽培で保護者からも大変感謝され、喜ばれたところでございます。県南の植木の里川口市安行や、都内からも多くの方が購入にいらっしゃるとのことです。こうしたリサイクル堆肥を活用した農業体験は、環境問題や食育への理解も進み、教育上の効果も大変大きいと考えます。
 現在、県では学校ファームを推進しており、相当数の小中学校が取り組んでいると思いますが、それらの学校に給食の残さや校内の落ち葉などで堆肥作り、作物を育てるなど、リサイクル堆肥を活用した農業体験を通した教育を進めてはいかがでしょうか。教育長にお伺いをします。
 次に、先ほど述べた「ハザカプラント」の今後についてですが、視察の際、施設関係者から伺った話の中で、危惧(きぐ)している点が一点ございます。それは、施設設置後12年が経過し、施設の老朽化により修繕費などのランニングコストが増加し、今後の存続の有無の議論が行われているとのことであります。
 本県の循環型農業を推進していく上で、この施設は大変大きな役割を果たしてきましたし、今後も、農業はもちろん、環境や食の安全・安心の面からも効果が期待でき、引き続き必要な施設と考えます。果たして費用対効果だけで判断してよいものなのか、はなはだ疑問でもございます。
 農政に関心をお持ちの関係者に尋ねますと、異口同音にあってはならないことではないかとの声が入ってきます。知事のご所見をお願い申し上げます。

リサイクル堆肥の利用推進について

答弁上田 清司 知事

 児童県では、環境にやさしい循環型農業を目指すために、家畜ふんなどの有機性資源のリサイクルによる土づくりを積極的に推進してきました。
 議員のお話によります「ハザカプラント」は、平成9年の堆肥化推進の実証展示施設として農林総合研究センター内に設置した施設でございます。
 当時の県内の畜産農家による堆肥化施設の整備率は51%でしたが、平成20年度には66%になっています。
 その結果、現在では、県内の家畜ふんの77%が堆肥化施設で処理され、田んぼや畑への直接還元を含め、全量が肥料としてリサイクル利用されるようになっております。
 このように大きな成果のありました「ハザカプラント」ですが、機械自体の耐用年数が8年とされる中、施設設置後12年が経過し、老朽化によるメンテナンス費用が増加しております。
 また、光熱水費や消耗品費などで年間約350万のコストがかかっています。
 県内の家畜ふんの処理状況や費用対効果の観点から、「ハザカプラント」の今後につきましては、十分検討して処理をしたいと考えております。

答弁島村 和男 教育長

 現在、県内では約86%の小・中学校が学校ファームに取り組んでおり、そのうち半数の学校が、校内の落ち葉や給食の残さなどを活用したリサイクル堆肥づくりを行い、農業体験活動に役立てております。
 学校によっては、落ち葉に米ぬかを混ぜ良質な腐葉土を作ったり、民間企業の方を招いて、食品の食べ残しを用いたリサイクル堆肥づくりを体験するなど、工夫している例もございます。
 リサイクル堆肥を活用した農業体験活動を進めていくことは、議員お話しのとおり、児童生徒の環境や食に対する理解を深めるとともに、自然の営みを知る良い機会となるものでございます。
 県といたしましては、市町村の担当者会議や「埼玉の子ども70万人体験活動」の実践発表会等で、リサイクル堆肥を活用している優良事例を紹介し、農業体験活動の一層の充実に努めてまいります。

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