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平成16年2月定例会・一般質問《質問日:平成16年3月1日》 …質問一覧のページに戻る

これからの学校教育について

質問 欧米に追い付け追い越せをモットーに、日本経済は発展してまいりました。
 画一性、均一性の教育は日本の高度成長をもたらしてくれたことは事実でございます。
 良い学校を出て、良い会社に入るということを命題に、学校で教育を受けた時代がありました。
 良い、悪いは別にしまして、子供たちに人生のモデルを示すことができた時代でもありました。
 しかし、時代は変わって、従来の命題は時代に合わなくなってきております。
 日産のカルロス・ゴーン社長は「もはや安定は幻想であり、変革に対応した会社だけが成功している」と言っています。
 教育もしかりではないでしょうか。
 現在の学校教育は時代の変化に対応していると言えるのでしょうか。
 子供たちに人生のモデルを示していると言えるのでしょうか。
 ところで、ノーベル賞をとれるようになるためにはどのような能力が必要なのかと、あるノーベル受賞者に質問した人がいたそうです。
 その受賞者は「答えが分かっていることを覚えても意味はない。どう問題を解決できるのかという能力が必要である。また、研究を続けていくためには物事に対してくじけない能力も必要である」と答えています。
 暗記することが必要な場合ももちろんありますが、子供の創造力を養う、また、問題を解決する能力を備えさせるような教育が不足しているのではないでしょうか。
 そこで、学校教育のあるべき姿について、これからの学校教育は時代の変化にどのように対応していけば良いとお考えなのか、また、今後子供たちに人生のモデルをどのように示していこうとされるのか、教育長にお伺いを申し上げます。
 また、これからの親としてのモデル像についてお尋ねをいたします。
 親子関係において、コミュニケーションが大切と考えます。
 昔から子は親の背中を見て育つと言われています。
 親が充実した人生を送っていれば、子供はそれを見て育つものであります。
 親子関係におけるコミュニケーションと親自身の充実した生活があれば、昨年各地で発生した少年絡みの凶悪犯罪のうちで防げたものもあったのではないかと考えております。
 時代は変化しています。
 学校教育も今までのような枠組みにとらわれることなく、自由な発想を持って改革していくことが必要と考えます。
 そこで、子供の教育だけではなく、今や親となってからの生き方や、親としてのモデル像を学校教育の中で積極的に提案をして、一つの方向を示す時代になったと考えておりますが、教育長の御所見をお願いいたします。

これからの学校教育について

答弁稲葉 喜徳 教育長

 これからの学校教育は時代の変化にどのように対応していけば良いのかについてでございますが、宮崎議員のお話にございましたように二十一世紀における子供たちは、厳しくかつ激しい変化の時代を生きていくことが想定されます。
 その中で主体的に柔軟に対応できる能力を養うことが今後の学校教育に不可欠であると認識しております。
 これまで学校では各教科や総合的な学習の時間において、自ら問題を発見し、解決する能力の育成に努めてまいりましたが、更に一層の努力が必要であると受け止めております。
 そのためには、学校自らがこれまで以上に社会や社会の変化に対して、より問題意識を持ち、敏感になること、そして教員自身もこれまでの閉鎖的な体質を改め、より社会に対し学ぶ姿勢を持つことなど教育界全体が時代の要請に応じ、責任を果たすことができるよう変革していかなければならないと存じます。
 現在、私ども教育局はこうした認識の下に教育改革に全力で取り組んでおりますが、今後更に必要な改革を推進してまいります。
 次に、子供たちに人生のモデルをどのように示していくのかについてでございますが、価値観が多様化した現代では、一定の固定的なモデルを子供たちに伝えることが困難になっております。
 これからの教育は変化の中で自ら学び、考え、問題解決していく能力を育てることで子供たち自身がモデルを見つけることが重要であると存じます。
 今、学校では様々な分野で活躍している地域の方々をゲストティーチャーやボランティアなどとして御協力いただいておりますが、子供たちがそうした方々の人生観や苦労話などに多く触れることによって、自分の人生のモデルを考えるきっかけをつくることができると期待しております。
 今後、講演会の講師や学習支援ボランティアなど地域人材の活用について一層の充実を図ってまいります。
 次に、親となってからの生き方や親としてのモデル像の教育についてでございますが、親としての在り方については、人それぞれに考えがあろうかと存じますが、どのような場合であっても親には子供を育てるという自覚と責任を欠かすことはできないと存じます。
 子供にとって、親が人生の最初のモデルであり、それだけに親として子供に対し自らの充実した生き方を示すことは極めて重要なことでございます。
 こうしたことから、各学校では授業参観や保護者会の際に、校長などが保護者に対し、親がまず子供にとって人としてのモデルにならなければならないという親のモデル像を伝えるように努めております。
 これからも学校だよりなども活用しながら学校から家庭に対し、親の役割の大切さをより強く伝えるよう市町村教育委員会と連携を図りながら取り組んでまいります。

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