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産業労働企業常任委員会は、去る8月26日(水)〜28日(金)の3日間で関西方面の視察を行いました(前回の続きです)。
引き続き中小企業の支援調査のため、地方独立行政法人 京都産業技術研究所を訪れました。
京都産業技術研究所は、平成22年10月に繊維技術センターと工業技術センターを統合して設置されました。
複雑化、多様化するニーズに迅速かつ的確に対応するために平成26年4月から地方独立行政法人に移行したそうです。同研究所では、京都ならではの伝統技術であるところの染色や繊維素材をはじめ、高分子、金属、窯業、表面処理、バイオ、デザインと広範にわたり研究し、企業の技術支援を行っております。
同研究所の取組を視察し、今後の埼玉県の中小企業支援施策推進に役立てていくべき幾つもの示唆を得ることができました。
1月29日・30日の2日間「彩の国ビジネスアリーナ2014」がさいたまスーパーアリーナにて開催され、私も視察して参りました。
彩の国ビジネスアリーナ2014は、「彩の国埼玉が誇る技術が集結」をスローガンに、中小企業の受注確保・販路開拓、技術力向上等を目的とし、広域的な企業間ネットワーク形成による新たなビジネスチャンス創出の場を提供する展示商談会です。
このイベントは、約700社の企業・団体が参加する国内最大級の開催規模を誇る盛大なものとなりました。
地域経済を支える中小企業や商店街は長い不況に加えて、激しい価格競争にさらされております。
危機的な経営環境にあるところも少なくありません。
7月6日(金)、埼玉県議会中小企業を支援する議員連盟(会長 野本陽一議員、事務局長 宮崎栄治郎議員)はその現状を踏まえ、上田知事に対し中小企業および商店街の活性化に関する要望書を提出しました。
11月10日(木)、山崎醸造(株)新潟県小千谷市にて、震災から復興を果たした企業の取り組みについて産業労働委員会の一員として視察して参りました。
平成16年10月23日夕刻発生した新潟中越地震により山崎醸造(株)様の工場は倒壊し製造停止となりました。当時は廃業も視野に入れたそうですが、地域の食文化の担い手とし、また地場産業の誇りとして再開を決意。平成18年に新工場を竣工されました。
本県に於いても中小企業の支援は重要課題であり、特に震災のみならず、危機発生時における社長の経営判断や周囲の支援などの取り組みについて調査し今度の施策推進の参考としたいと強く考えた次第です。