6月14日(日)大宮ソニックシティーホール 国際会議場に於きまして、日本ALS協会 埼玉県支部総会が開催されました。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、思考力は以前と変わらないのに徐々に体の筋力が低下し、ついには自力での呼吸も困難となり人工呼吸器をつけなければ死に至ってしまう難病であります。
はじめは手足の運動異常が起こり、会話や飲み込みが難しくなってきます。発症から3〜5年で呼吸器筋が麻痺することが多く、日本には8000人ほどの患者の方々がおられるそうです。
患者はわずかに動く目やほおの筋肉を使ってコミニュケーションを取ることができるのですが、さらに病が進行すると全く筋肉が動かなくなる「閉じ込め状態」となり、意識はあっても意思を伝え合えないたいへん厳しい段階を迎えます。
このように極めて難しい病気ではありますが、先ずは症状の進行の抑制を目指し、近年では原因の研究解明と薬の臨床試験が確かに進んできています。共に頑張りましょう。