発足して20年を迎える埼玉国際青年を育てる会(会長:星野和央氏)は5月30日(土)、北浦和にある国際交流基金 日本語国際センターにて定期総会を開催しました。
育てる会ではこれまでも青年海外協力隊やシニヤ海外ボランティアに派遣される方々の壮行会を開いたり、海外での活動の報告会を開催してまいりました。埼玉国際青年を育てる会はそういった皆さまにとっての精神的な支えとしても大変有意義な団体となっております。
講演された江原浩昭氏は20年前、アフリカはエチオピアの標高2500メートルの高地で現地の人々から自然農法を学ばれたそうです。「ガバレ」は、エチオピアの言葉で百姓という意味で、江原さん達は、「もの」の少ないエチオピアのガバレ達の暮らしから、「生きること」すなわち生活・暮らしの原点を学ばれたのでした。
そういった体験から、真の意味で豊かな生活を作るのは世界中のガバレ=百姓に他ならないとのお話をいただきました。
江原浩昭氏の埼玉国際青年を育てる会20周年記念講演に続いて、ネパール大地震の近況報告と題しての報告がございました。登壇された仲野智子氏は青年海外協力隊、26年度第4次派遣隊の一員で栄養士をされています。発災から1週間ネパールのカトマンズで行なわれた活動についてのお話がありました。
仲野さんは現在衛生上の理由で日本に一時帰国し、6月より再度ネパールにて活動を再開されるそうです。様々な人々によって被災地では人命救助をはじめインフラの復旧・復興がなされておりますが、さらに多くの人の助けをかりて継続されることでしょう。