昨年12月に建設工事継続が決まった八ツ場ダム本体ですが、今だ杭1本打ててないでいます。
それは民主党内で今だに建設に反対の立場の議員がいるためであります。理由としては、利根川流域の治水対策を含めた河川整備計画の策定の見通しが立たないためだとのこと。その上、建設反対派は「会議のメンバーがダム推進派に偏っている」と批判、2月になって反対派の識者3名を加えるように国交省に要求し、このため会議は半年以上遅れることとなってしまいました。
民主党政権が工事中止を表明してから3年がたちます。地元住民は昨年の継続決定は何であったのかと大きな不満を募らせています。ダム本体工事費は4600億円。その内訳は国の支出が55%の2700億円。残りの45%の1900億円は1都5県で支出することになっており、本来ダム建設中止を決定するには1都5県の議会の決議が整わなくては成立しないことになっていたのです。
この度ようやく建設執行会議がもたれ開催される運びとなったようではあります。私たち議連は次の会議の内容を注視してまいります。
視察団/
埼玉県から:佐久間実 八ツ場ダム議連副会長以下埼玉県議32名、岩崎康大 県都整備部長以下7名。
群馬県から:中沢丈一 八ツ場ダム建設推進1都5県の会幹事長、群馬県議 南波和憲 自民党群馬県連副会長、萩原歩 八ツ場ダム建設推進1都5県の会事務局長
国交省から:佐々木淑充 国交省八ツ場ダム工事事務所長、津久井俊彦 同副所長